よでこ

 「早苗振り(さなぶり)」とは、田の神を意味する「さ」(田をさと言う)と、田植えを見届けた神が天に昇る事を意味する「のぼり」を合わせて、「さのぼり」と言う言葉がなまって「早苗振り」と言われています。しかも、私たちの地方では「早苗振り」とは言わず「よでこ」と言い、予定通り出来た意味と田植え作業を終え、慰労と秋の収穫を祈願するため手伝ってくださった皆さんと祝う行事として行われたものです。
 6月9日(日)、東成瀬小学校5年生を対象にこの年中行事の再現が行われました。今年、田植えの経験をした5年生にふさわしい行事となりました。
 s_IMG_6540
 s_IMG_6544
s_IMG_6542
 田の神様に「きなこまま、小豆汁、煮物(大根、フキ、ニシン、チクワ)」を供え、大根の燭台にろうそくを灯し、当日は全校PTAということもあり、親子で秋の豊作を祈願しました。

 きなこまんま・・・黄金色の「きなこ」を米に見立てて「豊作」になりますようにと願いがこめられています。
s_IMG_6536
s_IMG_6537s_IMG_6534
 お供えされた料理をみんなで試食しました。ホオノキの葉をお皿代わりに使うのは、香ばしく、やわらかくて包みやすく、殺菌作用があるとされているからです。 
s_IMG_6548
 

端午の節句

 5月22日、東成瀬小学校で年中行事「端午の節句」が行われました。
節句は年に5節句あり、1/7 七草がゆ、3/3 おひな様、5/5 端午、7/7七夕まつり、9/9秋の節句です。
今回の端午の節句には、ショウブ(ひよしこ)とヨモギを屋根(軒下)に飾ったり、ショウブ湯に入ったりしたものです。両方ともにおいが強く、みんなを守る不思議な力があるとされていました。二つを束ねたものでおまじないをします。
   s_IMG_6265 s_IMG_6259

 端午の節句=こどもの日
鯉のぼりを上げるのは、池の中にいる鯉は赤やピンク、オレンジや黒など一匹ではなく友達と仲良く泳いでいます。暖かい九州でも寒い北海道でも育つ元気の良い鯉がお友達と仲良く育つことを願って、こどもの日には鯉のぼりを上げって祝ったもです。
 武者人形・・・強くたくましく育つ   
 五鯉躍(ごりやく)・・・5月の鯉が踊る事を示し、仏様が人々に恵みを与える
 もち・・・笹の葉を使うのは長く保存できる事と毒消しの役目をする
 s_IMG_6267 s_IMG_6260
s_IMG_6263
s_IMG_6272
s_IMG_6257
s_IMG_6273
 みんなで仲良く元気に過ごせるように祈願して、きなこもちをごちそうになりました。美味しかった!!

タイムスリップ!

 3月31日(日)、地域交流センター「ゆるるん」において、縄文ロマン~青く光る石のものがたり~の上演が行われました。これは、村芸術文化協会に加入している「成瀬和紙の里」と「劇団たけのこ」とのコラボによる音楽劇。
 はじめに、わらしっこ合唱団によるミニコンサート。楽器も演奏し、みんな楽しそうで素晴らしいコンサートでした。
s_IMG_5568
 次に櫻田ふる里館館長による「縄文ミニ講座」が行われ、この上演のきっかけとなった大型磨製石斧、アオトラ石のことなどを教えていただきました。会場には、大型磨製石斧のレプリカと本物のアオトラ石も展示されました。ふる里館に常設展示しています。
s_IMG_5571
s_IMG_5561
 いよいよ、音楽劇です。子どもたちの演技、歌、劇団たけのこの会員による「じいさん」「ばあさん」も見物でした。現代で5200年も前の大型磨製石斧が見つかったことで、この石斧をめぐり、現代の子どもたちが縄文時代にタイムスリップするお話。
s_IMG_5578
s_IMG_5580
s_IMG_5581
s_IMG_5584
s_IMG_5586
 この衣装や髪飾りはなんと和紙で出来ているんですよ。色も様々で素晴らしい作品でした。首飾りも本物のくるみが使われています。まるごと自然館にも和紙の作品がたくさん展示されています。
s_IMG_5597
    s_IMG_5592 s_IMG_5607
s_IMG_5601
s_IMG_5605
 稽古も頑張り、やりきった出演者はみんないい顔してます。お疲れ様でした。 
s_IMG_5602