収穫の秋を迎えると、田んぼには大型コンバインが走り回るようになります。昔ながらの稲刈り鎌で田んぼの四隅を刈り取る姿もあまり見られなくなりました。
弥生時代に水田稲作が行われた頃、稲の収穫は穂先を石包丁で切り取っていました。この穂刈りから、弥生時代以降に茎である稲わらを利用するため稲の根元を刈り取る鉄製の鎌が出現しました。
その後、一日中腰をかがめて稲刈りするのは大変な重労働でしたが、作業の軽減と効率化を目指していろんな工夫がなされ、「手押し稲刈り機」が登場しました。
ふる里館所蔵品紹介2 稲刈り鎌と手押し稲刈り機