地域によって「へっつい」などとも呼ばれているこのかまど(炉)。
ふる里館 所蔵品紹介6 移動式かまど(炉)
七輪の空気孔を大型化した形態のかまど(炉)は、軟らかい珪藻土(けいそうど)から削り出したり、粘土を素焼きして作られています。円筒形の内側の下部にロストル(すのこ)が入っており、その下から箱形の前部正面まで貫通させて空気孔が作られています。
このかまど、空気孔兼灰取り孔を利用してロストルの下で薪(まき)も燃やすことができるので、煮るだけでなくより強い火力での炊飯もできるんです。