カテゴリー別アーカイブ: 村内

モニターツアー

 10月25日は成瀬ダムモニターツアー。ツアーのメニューに神社の隅っこ背負いの彫刻見学が入っているため、午前7時に秋田市を出発した大型バスが午前9時にふる里館到着。大字田子内の五社の隅っこ背負いの写真パネル展示、マタタビ細工の見学後、志茂田神社と天神社の実際の隅っこ背負いの彫刻を見学しました。
DSC02518
DSC02523
DSC02529
DSC02532
DSC02534
DSC02538
DSC02541
 この他、今日は仙人修行を行っている仙人山、不動滝見学、ホテルブランでのダムカレー試食、ダム見学、栗駒山荘などを巡るツアー。
DSC02560
DSC02569
DSC02612
DSC02619
DSC02621
DSC02629
 最後は防災センター3階で検討会が行われ、ダム完成時の観光ツアーのための貴重な意見交換を伺いました。

生栗(なまぐり)ひとつ・・・

 10月19日、東成瀬小学校2年生を対象に行われた年中行事「栗名月」です。
DSC02434
DSC02415
DSC02417
 友信じいさまの説明の後、昔っこの会による「くまのささやき」という昔語り。
DSC02419
 そして、生栗のしぶむきに挑戦。竹で作られたナイフを上手に使ってしぶをむいていきます。使い慣れないものに一生懸命チャレンジ。カッターナイフで鉛筆を削ることもなくなった今、子どもたちはナイフを使うという貴重な経験をしました。
DSC02425
DSC02428
DSC02430
DSC02433
DSC02439
 自分のむいた生栗と煮た栗の両方をいただきました。昔は「生栗(なまぐり)ひとつ、屁八十」と言ったものです。子どもたち大丈夫だったかな~
DSC02437

えちこ?

CIMG3995
 綺麗に稲わらで編まれていますね。これは乳幼児を入れて眠らせておくための道具の底です。えじこ・えじめ・えずこ・いずめ・えんつこ・つぐら・えんちゃこなど土地土地の呼び方があり、東成瀬では「えちこ」と呼んでいます。

ふる里館 所蔵品紹介4  藁製と木製の嬰児籠(えちこ)

 稲わらで編んだ物が多いですが、柾目に木取りした榑(くれ)を竹の箍(たが)で締めた結桶(ゆいおけ)もあります。また、ゆりかごのように上下にゆり動かしてあやせるように底に木製の弧状揺籃具(ようらんぐ)を紐で結びつけたものもありました。

 藁製揺籃具付き嬰児籠
藁製揺籃具付き嬰児籠1藁製揺籃具付き嬰児籠2
 藁製用揺籃具と藁製用揺籃具付き嬰児籠
藁製用揺籃具1藁製用揺籃具2
藁製用揺籃具付き嬰児籠4藁製揺籃具付き嬰児籠3

 木製嬰児籠
木製嬰児籠1木製嬰児籠2
 木製揺籃式嬰児籠
木製揺籃式嬰児籠1木製揺籃式嬰児籠2
 通常は家の中で使われていましたが、田植えや稲刈りなどの繁忙期には子どもが出てこないようにして田畑の脇に置いたりもしたそうです。
 昭和50年代には育児も洋風化して平らに寝かせるベビーベットやプラスチック製などのゆりかごが主流となり農村部でも使われなくなりましたが、父母や祖父母たちが子どもや孫の思い出の品として大事に遺していたようです。