大黒様!!

 今日は年中行事の再現「大黒様」です。小学校2年生がこの行事を体験しました。大黒様にお供えするものは、「桝入りの炒り豆、大黒なます、二股大根、水、お神酒、米俵3俵、赤えぼし、ろうそく、(時には餅など)」です。なぜ、豆を供えるようになったか・・・大黒様に12種類の豆料理を供えると、幸せでお金持ちになるし大長者になると言い伝えがあるからです。それは、手豆、足豆が出るまでコツコツとかせげという教えがここに隠されているのです。 
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 枡の入った炒り豆をお盆で蓋をして上下に3回、ザック、ザック、ザック 「大黒様に豆あげる」と大きな声で唱えました。
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 二股大根を供えるのは・・・餅好きの大黒様がたくさんの餅をごちそうになり、食べ過ぎて腹が張り、痛く苦しんで歩いていた時に、大根を洗っている所を通りかかり、消化に良いとされる大根を一本くださいとお願いしました。ところが、ここの旦那様はケチで一本でもなくなれば叱るとのこと、大黒様は二股大根を見つけ、二股になっている片方の一本を分けていただいたのでした。それを食べて腹いたが治ったため、感謝の気持ちから二股大根をお供えするようになったのです。
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 友信おじいさんのお話の後は、昔っこの会のムツばあちゃんの昔語り。この日にちなんだ「大黒様」というお話でした。
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 大黒なますをごちそうになります。大根なますは、大根の千切りに酢を入れたものを想像すると思いますが、ここの大黒なますは、「焼き豆腐、油揚げ、打ち豆、沢もたし、大根、芋の子、山菜、わらびなど」が入っていて、お汁も入っています。大根は、おろしたものが入っている郷土料理です。
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 子供たちは、「おいしい、おいしい」とおかわりをしてくれました。ふるさとの味を覚えていてくださいね。 
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